ビデオ⇒ ビデオ1   ビデオ2   ビデオ3 2005年7/27 11:30




 一刻も早くソラを放なしてしまおう!
 これ以上一緒にいたら、私は別れに耐えられない。


 私たちは自宅から1キロほどの牧場に向かいました。
 ソラの名に相応しい青空です。

 「蓋を開けたら逃げてしまう」そう思っていたのに、ソラは
 いつものように肩に止まって飛び立つ様子はありません。
 やっぱり私たちと居たいんだ。(^・^)
 ソラは私の子供、私はソラの母さんだもんね。
 このままずっと一緒に暮らそうか?
 ソラがそれを選ぶなら…

 「今日はやめようか」「うん、餌もあんまりやってないしね」
 どちらが言い出したのか覚えていません。
 放鳥は中止です。
 なのに相方はソラを手に止めたまま草原を歩います。
 不安な気持ちが高まった瞬間、ソラは飛び立ってしまった!
 (これ以上書けないので、この日書いたブログを引用します)
 ツバメの子ソラが行ってしまった。
 相方の手から唐突に飛び発って、私達の上を旋回した後は
 二度と手や肩  に戻る事はなかった。
 「ソラッ!」と呼ぶ。「チッチ」と応える。
 でも見ているだけで戻っては来ない。
 ソラは私達じゃなく自然の中に生きる事を選んだんです。
 明日にでも外敵に殺されてしまうかもしれないし、
 餌が捕れずに飢え死にするかもしれない。
 あの子がそれを選んだんだから、この先何が起こっても私は知らない!

 けれど神様!お願いだから、あの小さなツバメを助けてやって下さい!
 二度と会えないことは分かっているけど、来年そして再来年、
 
「ソラって呼んだら「チチッ」と鳴くツバメがいて欲しい。
 7/28最後にソラを見たのは栗の木の枝に止まっている姿。
 風に揺らぐ葉と枝に見え隠れするソラは私たちを見ていた。
 今日もあの場所に行ってしまった。
 「ソラー」 何度呼んでも無駄だと分かっているのに…
 バカみたい!これはドラマじゃないんだ。余計辛くなるだけじゃん!
 空を見上げる。
 地面を見る。
 自然・野性・本能・運命…理屈を繰り返しても悪い想像ばかりがよぎって、
 こんなことなら8月まで延期すれば良かった。
 ずっと飼っていれば良かったと本音が叫んでるよ。
 私「予行練習ということにして今日は帰ろう」と言ったのに
 何故いつまでもソラを手に乗せてフラフラしてたんだよ!?」
 相方「飛んでも直ぐに戻ってくると思ったんだ…」
 「それじゃあ、放したんじゃなく逃げただけじゃん!
 相方「自分から飛んだんだ。選んだんだよ、ソラは」