渓流釣り釣行記40

岩魚のめは写真とビデオが多い渓流釣りのサイトです

写真が多くビデオもあるので、表示に時間がかかることがあります


2010年5/1(土)~4(火) 
栃木県→神名川周辺→鬼怒川水系

車中3泊4日 約620㎞の迷走の釣り

夕方4:30頃、久しぶりに相方の運転でGWの真っ只中に出発。自宅から最短の渓流は相模川周辺だが、ほとんど毎回行き先を決めずに出かけて、混雑に応じてどっちの方角に向かうかを考えるのだが、やっぱり渋滞が少なくて走りやすい東北道に乗る事が多く、結局栃木に行ってしまうのだ。千葉で海遊びを楽しんだ人々の帰宅渋滞があったものの、首都高~東北道はいたって順調で、早々と佐野SAで1泊。良く利用するSAだが、ここの佐野ラーメンはけっして美味しくない。
スカイツリー
東京スカイツリー ↑拡大します
東京タワーを抜いて現在368m、完成時は634mだというから高いよね~
救命具
佐野SAで見かけたフクダ電子のAED。心臓に電気ショックを与える救命具らしいです

1日目
当初予定していた河川は、まるで解禁ラッシュの様相なのでスルー。昨年見つけていたP川に移動すると、幸い釣り人の姿はなく私たち2人で独占。4月、関東で40年ぶりに積雪があるなど、気温が低く渓の景色はまだ殺伐としていたが、岩が大きく傾斜が急でいかにも岩魚の川で私好み!今回も水が少なめで渡渉に不安はなかったが、増水時は注意が必要な川かも。
なかなか良い感じでしょ? ちっちゃいヤマメですね~
大きな岩が階段状にゴロゴロ。ポイントもいっぱいです あれれ~!?最初にきたのは山女魚 それでも嬉しいけど
ニッコウイワナのオレンジ色の斑点が好きです 撮影中の鉄腕たろう
二匹目は8ヶ月ぶりの岩魚君だ~\(~o~)/  撮影しながらリリース  その時撮っていた映像がこれ↓
ちょっと絵ちは違うけど この渓は岩が大きく勾配がきついので下りは要注意!釣り下ることが多い相方に「危ないから釣り下りは禁止だからネ!」な~んて偉そうなことを言った自分が大失敗です。岩を飛び降りた時に、倒木に気付かず側頭部を強打。2日間ほど軽いムチ打ちのような状態になってしまった。今でも少し変なんです。
さびでイワナじゃないみたいです イワナの水中写真
次の岩魚はサビで真っ黒クロスケの岩魚です 鼻の穴が意外と大きいんですね
このイワナも黒い イワナの目はかわゆい(^・^)
またクロスケです。それほど水温は低くないのですが… この金の輪が付いた目が好きなんです~
教訓1 そこそこ釣れている川なら 移動するな!
2時を廻ってお腹もすいてきたので、P川を出て町のセーブオンで遅い昼食をとり、違う渓流に向かったのだが、実は今回の釣行で相方がヒットしたのはP川の4匹だけ、残り2日間はまったく良いところがなかった。私はどこもポツポツ釣れてはいたけど、やはり最初に入ったP川が一番良かったし、気分のいい渓流だった。それなのにどうして移動してしまうのか…?
「もっと釣れる川があるかもしれない」「もっと違う渓流を見たい」 そんな気持なのかな…?
振り返ると、相方と一緒の時に移動が多くなる傾向なので、違う理由があるのかも知れない。どうであれ、無駄な移動時間が増えるばかりだから、今後は釣れない場合を除いて1つの川に腰をすえて釣ることにしよう!
見た目ばかりで全然釣れない川 「いかにも魚が居そうなのにまるでダメ」そんな川にまた行ってみた 
簡単な川です 小さなヤマメ 花の名知らず
入渓しやすい川。居なくても無理ないな やっぱりこの山女魚1匹だけでした 釣れない時はこういう楽しみ方で
トイレもあるし良い場所を見つけました このお菓子、おいしいですよ
この日は霧降高原にあるスキー場の駐車場で1泊 標高1300mだからお菓子の袋がパンパン。星がきれいだった

  5/2(日)最低の2日目
目が覚めると、登山する人々の車が10台以上駐車しておりビックリ。「キスゲ平」というハイキングコースがあるが、それにしては重装備だ。帰宅後調べてみたら、キスゲ平から赤薙山~女峰山という本格的な登山コースがあるらしい。↓写真はすべて拡大
霧降高原の景色
登山の男性
スキー場の向こうに登るのかな?
例年こんな感じ?
遠くの山並みがきれいです このグループが一番重装備 冬はスキー場 所々に残雪があります
ボス猿
猿に見られてます
何をしたかったのかなこの子猿
どこもかしこも猿だらけ
サルやら鹿やら 見たのは魚類より哺乳類が多いぞ!
釣りをしていてもサルに見張られているみたいだった。何度も栃木には来ているが、今回ほどサルをたくさん見かけたのは初めてだ。道路の真中で起立しているメス鹿とも遭遇した。釣り券売り場の女性にコシアブラのことを聞くと、「今年は寒すぎてまだ出ない」という話なので、気候のせいで餌が少なく人里に降りて来ているのかもしれないな~
やっぱり本流は好きじゃないな 椅子に座って釣っている年配者もいました
鬼怒川本流で仕度をしているとドヤドヤと釣り人たちが来た その人たちがいた所を上から見たらまるで釣り堀みたい
虹鱒じゃな~ オヤ!?岩魚もいた!
まず来たのはニジマス。右上の釣り堀状の場所に何匹もの魚影があったけど、多分それもニジマスなんでしょう この岩魚は記念の1匹。なぜなら初めて私がネットでキャッチした岩魚だからで~す!
教訓2 リリースネットが使えないことも多いのだと実感
以前はリリースネットをピンオンリールで背中に下げていたが、藪こぎでリールが切れてからはザックに入れるようにしていて、実際魚のキャッチに使ったことは一度もなかった。だから今回はできるだけネット使おうと試みた。本流では障害物や両手で岩をよじ登ることもないので、左手にネットを持ったまま釣っていたら、まるで鮎釣り名人みたいにスポーンとリリスネットでキャッチ!誰か今のカッコイイ姿を見てないかなぁと、キョロキョロしちゃった(*^_^*)
しかし、枝葉が茂る小さな川でリリースネットを下げて歩くのはやはり困難だ。ベルトをしない服装だから腰にも挟めないし、ぶら下げると植物や岩に引っかかり超危ない。本流でも竿とタモで両手がふさがることは危険だから、ネットを使わなくても魚に優しい釣り方をすればよいのだと自己解決した次第。
釣れないことは覚悟してるけど…
次は奥地の川へ向かった。落石だらけのひどいガレ場だったが景色は爽快。やっと目指す川の下流部に着いたら、2~3台の釣り人の車と河原でキャンプをしているグループまで!所詮私が行くような渓流なんてそんなもんなんだろうな~と思いつつも、内心期待しながら林道をテコテコ歩いていたら、向かいから親子らしい男性二人が下りてきた。
「どうでしたか~?」
「ボチボチですね。途中でサルと熊に出くわしましたよ」
(ギョッ)
「どの辺まで行かれたんですか?」
「ここから40分歩いて、あとは川沿いを1時間ぐらいでしょうか」
(*_*;
『な~っちゃって源流釣り』の私。
車から徒歩30分以内、見た目源流風で人けがなければOK!
山道を何時間も歩くなんて、とんでもございません!(^_^;)
だから天然大岩魚なんて望めません!
なかなかきれいでしょ
水遊びにはよいけれど…(ーー;) 何という花か知りませ~ん たけちゃんのパクリ
こういうチャラチャラ川が一番苦手!何処まで行っても渓相は変らず、結局2人して撃沈。楽ちん釣り専門の我々に相応しい結果です そんなときは花と・・・ 温泉で
温泉につかってすっかり釣り気分は失せていたのだが、相方は未消化らしく移動途中の川で竿を出したものの全くいいとこなしの一日になってしまった。(ーー;)
その後ねぐらを探してまた迷走しているうちに陽がくれてしまい、たどり着いたのが土呂部(どろぶ)のキャンプ場。管理棟でカップラーメンを買い、駐車場の片隅をお借りして1泊。こぎれいなバンガローがあるオートキャンプ場でグループら家族連れにおススメ。
土呂部キャンプ場

3日目最終日
必ず午前中に出発する理由
毎度のことだが最終日の釣行は午前中までと決めている。調子に乗って午後までやると間違いなく渋滞に巻き込まれる。ましてGWの激しい渋滞では、リッター7㎞しか走らないパジェロで何時間もガソリンとCO2の垂れ流しはゴメンだ!
相方は最終日も不調だったので「オレが運転するんだから、もっとやっていこうよ」と言ったが、そういう問題じゃないんだよなぁ。
釣り堀
土呂部のキャンプ場の下流にある釣堀ですが、早朝からやってますねぇ。誰かが釣れるのを見たくて、しばらく見学していたら、大きなニジマスがかかってきました。
←拡大するのでお暇なら
下流はこんな感じ やっぱり居ました!
最後の川は入口がこんなに細い滑川です でもこんな子が遊んでくれましたよ~
山女魚 ザックに入れておくと、昼には食べられます
今回は山女魚の釣り損じがなかったのが不思議
自然解凍した冷凍チャーハンやピラフは結構美味しい!
最後に釣ったチビ 相方より少し釣れた理由は背丈の違いかもしれない。
直ぐに棒立ちしてしまうのだが、
アプローチの時だけは身をかがめるから、
相方よりも魚には気づかれ難いはずだ。
あとは相方はオモリをほとんど変えないからかな???

オマケ
このコンロはおすすめですよ~
これを加えると美味しいよ~ん
コシアブラが千葉にもあれなば…
焼鳥やバーベキューが簡単に楽しめるイワタニの「炉ばた大将DX」という商品。
カセットガスで使えること。37×21×高さ12cmとコンパクトで持ち運び良いこと。風の影響が少ないこと。煙が出にくいこと。など、普段も重宝していますが、アウトドアにも便利だと思いますよ。市販でこのような商品を見たことがなく、ネットで発見して購入。確か5,000円弱だったような…
多分似たような商品がたくさんあると思いますが、今まで私が使ったことがあるものの中では一番Goodだし、お土産にした人たちも口を揃えて美味しいと言っています。何にでも使えますが、チョッと塩分が強いのが減点。製造元は栃木県の「青源」で、県内のSAでは必ず扱っているようですが、ネット通販の方が安かった。
1瓶180g SAは680円 通販525円
今回はコシアブラの採取も狙ったのだが、全然ダメ。仕方なく買って帰ろうとしても、どの店にもなくて諦めていたら、今市の「山せん」というお店でゲット!しかもとっても安く売ってくれた。陽気で商売上手な店主の口に乗って昼食もとったが、すごいボリュームで食べ切れなかった。
最近タラの芽よりコシアブラ人気が上がっているというが、同感だな~

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