渓流釣り釣行記32

岩魚のめは写真とビデオが多い渓流釣りのサイトです

写真はクリックすると拡大するものがあります 注ビデオも大変多いです



竿を折る!竿を失くす!車の鍵を失くす! と最悪な内容でした。

2007年8/2〜4 2泊3日長野県千曲川水系・群馬県利根川水系鏑川(かぶらがわ)
いつもの渋滞 8/2(木) 何処に行こうかな〜と思いながら家を出て、結局長野県の佐久に決めた。
夏だ」⇒「岩魚だ」⇒『イワナの夏』⇒「千曲川」連想ゲーム(^^ゞ
金峰山川・梓川は岩魚がたくさん釣れた思い出の川でもある。
しかしウィークデイだというのに首都高はいつも以上の渋滞で、関越に乗るまで2時間半、普段の1時間オーバーだった。不健康な生活が続いているので、スッカリ体力が落ちていて眠くてたまらず上信越道の甘樂PAで寝てしまった。こういう時は相方が居てくれたらなぁ…と思う。
佐久市の景色 佐久
佐久市は四方に山が見える町だった。山の景色が当たり前の人に私の感動は伝わらないだろう。釣りだけではなく、こうして山を眺め渓流と岩魚に触れることが最高の幸せ。
ダム
上からのぞくと怖い!
        
ダム湖
きれいです 佐久ICから少し南下した抜井川(ぬくい)の中流部にある「古谷ダム」。バックウォーターに都合の良い場所があった。

毎日掃除されているトイレは、数年も前に作られたとは思えないほどキレイで清潔。
文化財?
↑RO
バックウォーターは葦の茂る細い流れ。
車も入れる広場(空き地)がり休日はキャンプで賑わいそうな場所だ。(^_^;)
少し上には町の指定文化財「臼石」があった。
川の選択を間違ったと思ったが、
もう引き返す時間的な余裕はなかった。
餌釣りが変に…
葦はテンカラに邪魔になるほどではなかったし、
毛鉤もちゃんとポイントに着水。でも魚の反応はなし。
上流に進むにつれ木が覆いかぶさるようになって、アッチの枝コッチの枝と格闘しながらこの場所に来ると…オヤ?
立派な岩魚が川の右左を行ったり来たりしている!
初めは何匹も居るのかと思ったが、1匹が人の気配でパニクっているだけだった。でも小さい魚影もたくさん見える。
追いかけるように毛鉤で誘ってみても当然ダメ。
そこで餌釣りに切り替えたら・・・ありゃ〜!!?変だ変だ変だ!竿の振り方も不自然だし目印が毛鉤に感じて、テンカラなのか餌釣りなのか?何をしているのか。
(*_*;
いません
結局ここで1時間以上使ってしまった。

↑RO
川はテラテラと光る墨のようで深さも分からない。頭上の薄ら青い空には森のシルエットが見えるだけ
真っ暗で見えない!

アタリさえないまま釣り上がっていたが、我に返ると陽が沈みかけていた。慌て竿をしまっている間に辺りは暗くなり、とうとう闇の中でもがくハメに。
渡渉は危険で来た通りには戻ることはできない。
這うように下ったが、数年前の山梨の川でのミスと同じ状態で、川に降りて来た場所がハッキリしないのだ。
あの時も深い渓の底で進退きわまり、それ以来早めに切り上げるように心掛けていたのに!(>_<)
ダメですね〜 車に戻ったのは7時40分。
オニギリは明日に残してカップラーメン。と言えば圧倒的な人気のカップヌードルだが具のエビ・卵・肉に好き嫌いがあるようで、私はこの卵が好きじゃない。
カップヌードル最高

8/3(金) 1本は落とし、1本はヘシ折った竿
しょぼい 昨夜の混乱で紛失していた
あの岩魚が気になって同じ場所に向かったら…
うっそ〜竿がないじゃん!(@_@;)
慌てていたのでキチンと仕舞っていなかったのだろう。
暗闇で落としたことにも気がつかなかったのだ。
結局予備竿を取りに戻り、釣りながら探すことにした。
こんな山女魚しか・・
次はトップが折れちゃった
スレでウグイ、9号のハリを咥えたチビ山女魚が釣れた後、予備竿まで折ってしまった。
5月の福島と同じミラクルが起こって、力任せに引っ張ったのが良くなかったのだ。
釣る気が失せたので本気で竿を探す事にした。
        木に引っかかっていないか?
        川に流れていないか?
        岩陰に落ちていないか?
昨夜の記憶に沿ってルートを探したが
見つからなかった
こんな所にあった〜! 諦めて帰ろうとした時「もう一度だけ」という天の声でUターン。
アァ〜ッあった〜!
まさかこんな状態にな
ていたとは…。竿が分かります?
お道具
いつもはこのようにシッカリと止めているのに…
急いでいたし、暗くて見えなかったのだ。

教訓1:ヘッドランプか充電ライトを携帯しよう

上流にある「乙女の滝」辺りの渓相は
いかにも魚がいそうなのだが…
見た目は良い川
休憩所 親子連れ
オニギリは少々腐りかけてた 楽しそうに川遊びする親子連れ
抜井川のダムから上はキレイに整備された観光渓流だった。川遊びには最適でも初期を除いて釣りは難しそうだ。
R299で十国峠を越えれば群馬県の上野村になる。迷ったのだが携帯電話が圏外で定期連絡が出来ずにいた事もあり、一旦佐久の町に戻ってから大石川石堂川へ。
しかしどうも私の好みではない。そこで抜井川の北側を流れる雨川に向かった。
葦ばかり 変な色でした
何処までもこんな様子の石堂川・大石川 不気味なコバルトグリーンの雨川ダム
廃屋 川沿いの温泉は閉館されており、「日本で海から一番遠い地点」への道も工事中の通行止め。このゲートの前に駐車したのが不味かった!
笹薮をかき分け、やっと川に降りて2〜3投した途端に工事作業者の激しいクラクションが鳴って戻ることになった
ゲート
気持ちが悪い虫3連発!
笹薮の中はやたらと蟻が多くて気持ちが悪かった。良く観察してみたら…ウゲェェェェエエエエエ〜〜蟻が!!
廃館温泉の周囲を探索していたら古い橋があった。橋の上から川を覗いていたら手の下にモジョモジョッとした物が!ウワァァァ〜〜〜〜っ蜂だあああああああ!!
■↓
疲れて岩に腰掛けたら怒れる毛虫発見。撮影を終えて、ふと足元を見たら、周り中が毛虫だらけだぁぁぁああああ!
虫ばかりの森

写真クリックでビデオ

ミツバチの群れ
    魚の影もアタリもなく1日が終わってしまった。
佐久は私が想像していたような田舎町じゃなかった。人口10万人以上の街から車で数十分の河川では無理からぬ結果だったのかも知れない。葦の茂る中下流部では放流も盛んで山女魚が釣れるようだ。
荒船の湯 群馬県下仁田町  大人 500円
食事もでき午後9時まで入浴できる。サウナ・ジャグジー・露天風呂他。清潔で浴室がゆったりした作りで良い温泉だった。

8/4(土) 群馬県 西牧川(さいもく)上流の鏑川(かぶら)の支流。
ゴミだらけ 山里
鏑川最上流の市ノ萱川(いちのかや)が近かったが、そのゴミの多さには驚いた。マイベスト3に入る可哀想なゴミ川 ある細流に移動すると山間部らしいたたずまいがあり、
気持ちがホッとした。
渓流らしい渓流 堰堤
この堰堤下では良いアタリが4回、小さいのが1回。
次の堰堤まで釣り上がってみたが結局釣れなかった。
移動途中に川の様子を見ていたら鵜が漁をしていた。私を気にしている表情が可笑しい
12時を過ぎていので、これで最後と、コンニャク畑の向こう側のこんな細流に入った。
蚊が多い
↑RO
初めて見たコンニャクの畑。
瀬を流すとチビ山女魚が素早くエサを奪っていく。
こういう所はウグイに決まっている、と思ったら…
案の定小魚がイクラに群がって持っていく。でもハリにはのらない。何投目かでちょっと大きなウグイがガツンと来て、猛スピードで左右に走った!
「わ〜い、ウグイだって面白いじゃん!」
「今日はここのウグイと遊んで帰ろう!」\(^o^)/
と思った。だから来た魚が山女魚だとは釣り上げるまで気
付かなかった。18cm程の山女魚を見たら、手足の毛がゾワゾワッと立つ感じで、これほど山女魚に感動した事はなかったかも知れない。だがあとはことごとく餌を取られるばかりで、最後までヘボ釣りで終わった。テンカラのつもりでいたので9号のハリしかなかった事も災いしたしかな…?
←RO
              ないないないない!鍵がな〜い!ウェ〜ン
今回の釣行はどこまでもツイてなかった。車に戻るとファスナー付きのポッケトに入れていたはずの車の鍵がないのだ。
探してみたが草と雑木がビッシリ茂っていて何も見えない。ただ幸いなことにザックにスペアキーが入れてあったので無事帰宅することはできた。
教訓2:鍵はポケットに入れるだけでなくキーフォルダー等で止めて絶対に落ちないように。
ゴミ
川に捨てられたゴミで一番目に付くのは飲み物の容器、次いで弁当やカップ麺の容器だ。子供の頃、ビールの空き瓶を酒屋さんに持って行くと5円返金されて私のお小遣いになったものだ。
もし空き容器を有料で回収する仕組みができれば、不法投棄も減るかもしれない。
              ↑RO
関越自動車道の練馬料金所。20近いレーンの先は3車線で、さらに2キロ先に首都高速の分岐点があり毎回大渋滞になり、強引さと機敏な車線変更という特殊な運転技術を要する難関。私は得意だ。

ひどい結果でしたが、それなりに楽しんだのかな…?と思っています。

釣行記トップに戻る  岩魚のめに戻る  釣行記33へ