岩魚のめ 岩魚と渓流釣り

岩魚釣りの装備と仕掛け

このコーナーは老眼竜さん(福井県)提供の資料を元に制作しました。
見られたくない道具箱」と合わせて、渓流釣りを始めようと思っている初心者の方の参考になれば幸いです。

                                        ★点線枠は私のメモです
装備 服装編 装備 持ち物編 装備 釣具編 仕掛け編① 仕掛け編② 危険と対処法 アイディア

装備
装備 服装編

ここでご紹介する装備や服装は、主に中流~上流域での餌釣りで、ごく一般的な釣法を想定したものです。

餌釣り・フライフィッシング・テンカラ・ルアーと釣り方が違えば当然持ち物が違いますし、本流・中流域・源流域、平坦な流れ、急勾配などなど環境や川の状態によっても装備は様々。ですから「これが絶対」ということではありません。 
               私の服装は(早期)はカッコ悪いです^_^;→
渓流釣り 服装
(1)帽子: 頭部の保護、蜂の被害に備えて白色を基本に あまりツバが長い帽子は小枝に引っかかってしまいます。 
(2)服装: 基本は長袖、長ズボンで濡れても乾きやすい化学繊維の物が良い(服装は季節、天候、気温等によって調整して下さい) 袖口がゴムやボタンで締まるデザイン、目に付きやすい色、草木に絡まりにくい繊維。がいいです。
(3)フィシングベスト: ポケットが多く便利。必需品ではなく、ズボンやシャツなどのポケットで事が足りればOKです。 ポケットの数+フックが掛けられるように作られている点でもベストは釣り用がいいでしょう。 
(4): フェルト底の渓流シューズ、鮎足袋、ウエイダー等予算や好みに応じて。渓流シューズ、鮎足袋は小石等の侵入防止のため、キャハンかフットガードをすると良い長靴はあまりお勧めできません。 ・川の中に立ち込んで釣るときや水温が低い時期はウエーダーが必要。でも長靴タイプのものは運動の激しい中流~源流域には不向きです。多少値段はしますが、できれば軽くて通気性のあるゴアテックス、または体にフィットするネオプレーンのスパッツを。
シューズネオプレーンのソックス履いて足のサイズ+1cmが目安です。
・釣り用のフィットガードは高価ですし、女性用サイズがほとんどありません。脚絆で十分だし1,000円位ですみます。
(5)フィシンググローブ(手袋): ケガの防止と魚の保護と素手で魚を触らないため 手袋は親指・人差し指・中指だけがでるタイプと全部の指が出るタイプがあります。 
(6)その他:自分が必要と思う物 ミニタオル:手を拭くだけでなく、竿を拭くために必要。竿に砂粒が付着しているとトラブルの原因になるため頻繁に拭きます。ベストに安全ピンで留めていると便利です。 

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装備
装備 持ち物編


常備する持ち物は、個人的な志向や釣り場環境、あるいは男女の違い、年齢によっても異なるので、まったく百人百様です。
                          私のザックの中身→
渓流釣り 持ち物
(1)ザック: 15~30ℓくらいの物。雨天に備えてザックカバーもお勧め。 
ザックの中身(必要と思われる物の一例)
ライト(ヘットライトとハンドマグライト等及び予備電池)、ファーストエイド、消毒液、ハンドソープ(石鹸)、飲料水、食料品、予備タオル、マッチ・ライター、割り箸・スプーン等、ゴミ袋を数枚(ゴミは持ち帰る)、水筒、ティシュペーパー、偏光眼鏡、虫除け剤、予備の釣用品(針、錘、目印等、瞬間接着剤等補修用品)、古新聞、軍手、ザックカバー、ガムテープ、小型メジャー、着替え(必要に応じて)、予備竿、携帯用コンロ、燃料、コッフェル(必要に応じて)、はさみ(小型で錆び難い物)、携帯灰皿(タバコを吸う人
私はザックに必要最小限の物しか入れませんが、川の規模や状況、滞在時間等によって持ち物はアレンジしましょう。
ザックは軽くて遠くから目立つ色が良いかも
・小型スコップ&トイレットペーパー(ティッシュは水に溶けません)
ライト
は電池が不要な充電式が便利です。
虫除けはスプレーではなくペーパータイプがおすすめ
スーパーの袋は三角に折りたたむとかさ張りません。
簡易水槽、生かしビクは一時魚を入れてのに重宝しています。
(2)熊鈴、ホイッスル(笛) 爆竹等 :獣害防止と緊急時の対応のため 沢では声が聞こえないので、は同行者を呼ぶときにも必要
(3)雨具:上下の雨合羽、ポンチョ等 好みに応じて 私は上着しか使いません。
(4)フィシングナイフ(ケースに入った物が安全)、小型のつめ切り ナイフで腹を割り内臓を早めに出した方が鮮度が落ちない。
(5)道具箱:予備の釣用品や小物等をまとめてザックの中に 備品ケースは100均商品を使っています。 
(6)その他: 自分が必要と思う物 撮影機材…魚のキープはほどほどに留めて記念写真を!カメラを持つと自然がもっと魅力的に感じますよ~
(7)サバイバルシート :怪我などで動けない状態になった時、身体を保温するアルミ珀のシート。

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釣具
装備 釣具編
釣り方が個々に違うのですから釣具も千差万別。ここではミャク釣りを想定したシンプルな道具類を紹介します。
(1)釣竿: 4.5~5.4m位の振出渓流竿で調子は硬調。出来れば予備竿があれば安心です 私の竿は硬調で先調子です。
(2)タモ: 渓流用で小型の物(必要としない人もいます) タモはチョウチン釣りでは不要です。仕掛けが長いときや川に立ちこんで釣る場合に威力を発揮します。
(3)魚篭: 肩掛け式の物が便利(魚はその場で内臓を出して笹の葉などか濡らした新聞紙に包みザックの中に仕舞えば魚篭は不要で身軽です) 薮こぎや斜面の上り下りに邪魔なので使いません
(4)餌箱: 腰のベルトに取付けられる物が使いやすいです ベルトをしない女性は、首下げ型かポケットに入れるなどの工夫を。
(5)仕掛け巻き: 予備の仕掛けを保管するもの
私は縦長の仕掛け巻きに3種類のラインを巻いています。
(6)サルカン/ハリス止め: 道糸とハリスを繋ぐ器具、小型の物  このタイプを使う人が多いかも(?)
 使い慣れないせいで、私は未だにずぼらな仕掛けで直接結んでいます。
(7)鉤、ライン(糸)、錘、目印 鉤:スレバリ  錘:ガン玉  目印:糸型  ライン:フロロカーボン
(8)パーツケース: 錘、サルカン、ハリス止め、針等を携帯するケース 100均の商品で足りると思います
(9)ハサミまたは小型のつめ切り: 糸などを切るため 糸きりばさみを使用してます。
(10)先曲がりラジオペンチ: 魚が呑み込んだ針を外す道具 ラジオペンチは必須です。使い方はこちらのビデオを参考に
(11)その他:自分が現場で必要と思う釣具 テンカラ一式。糸と毛ばりだけで良いので簡単。

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仕掛け
仕掛け編 種類と特長及び餌
ミャク釣りの大まかな仕掛けについての説明です。
は初心者の方へのアドバイスです
(1)餌釣りの仕掛け 
・道糸とハリスが分かれるツーピースタイプ
主にハリス付の釣針を使用する。針の交換が容易に出来る。道糸に手を加えずにある程度仕掛けの長さを調整できる。道糸とハリスの接続はサルカンやハリス止めを使用する。
・道糸と釣針までが一本のワンピースタイプ(通し仕掛け)
大物や強い引きに対して強力、根かかり等で針を失うと仕掛けの長さが次第に短くなる。
ツーピースタイプの方が扱い易いと思います。サルカン、ハリス止めの使い方はパッケージの裏面に書いてあります。
・私の場合は道糸の先をチチワにし、そこにコブを作ったハリスを結んでいます。ずぼらな仕掛け


道糸に直接結すぶため、根がかりや枝に絡んだとき無理矢理外そうとして、竿を折ったり傷めないように注意が必要。
(2)ライン(糸)の種類 
・ナイロン: しなやかで収縮性があり比重は軽く安価。魚の食い込みは良いが急激な伸縮があるとパーマ(豚の尻尾)になりやすい。
・フロロカーボン: 硬めで収縮性はほとんど無く比重は重く根ズレに強い。竿にダイレクトにアタリ(魚信)を感じることが出来る。
ナイロンの方が結び易く価格も安いです。まずは1号で良いと思います。
道糸:フロロ0.8号  ハリス:フロロ0.3号 を使っています。
(3)錘(ガン玉)の種類 
・5B.4B.3B.2B.B.1.2等々それぞれ重さ、大きさの違う物があります。
・ゴム張りガン玉: 表面にゴムのコーティングがしてあり仕掛けに傷を付けにくく取り外しが簡単なので錘の交換が楽。ただし割高。
・やわらか錘など通常の物: 安価ですがラインに傷を付ける事もあり、取り外せなくなることがる。ティシュペーパー等の切れ端を挟んで付けるなど工夫する人もいます。
3B、2B、Bの3種類ほど持っていれば十分です。
錘は頻繁に位置を変えたり交換するので、個人的にはゴム張りタイプがおススメです。
(4)目印
仕掛け(道糸)に一箇所から数箇所取付け、仕掛けの位置や沈める深さ、魚のアタリを捕らえるものです。
・セルロイド製: 安価で取付けやすいが風の影響を受けやすく壊れやすい。
・リボンタイプ: 風の影響を受け難く位置の移動も簡単。
リボンタイプが良いと思います。色は目立つ色を選ぶ。付け方はパッケージの裏面に書いてあります。
(5)(渓流用)主に対象魚、付け餌、針のタイプによって種類も大きさも様々
・ ハリス(糸)付:30~60cm位のハリスが付いている物、価格は割高。
・ 針だけ:自分でハリスや仕掛けに結ぶ物、価格は割安。(ラインの結び方はパッケージに書いてあります)
・ 半スレ針:針先のかえしが有る物。それに対しスレ針はかえしが無い。
0.8号ハリス付の岩魚針、8号くらいで良いと思います。
鉤のタイプ
【返し付き】 ハリ先に返しがあり外れ難い
リリース時に鉤が外れず小型の魚も傷つけてしまう(そんな場合は無理に外さずチモトでハリスを切ってリリースを)
【半スレ】 ハリ先の返しが小さいタイプ
【スレ鉤】 返しがないタイプ
鉤は小型の魚を釣ったときを前提にして選んでください!
小さい鉤ほど呑まれやすく外し難い。
スレ鉤を使って欲しいです
特に岩魚は鉤を呑み込みやすい魚です。10cm程のチビ岩魚でも7号の鉤を平気で呑みます。返しがなくても糸を張っていれば外れることはほとんどありません。
(6) 
・ミミズ(キジ): 釣具店で購入するか畑等で採取する。
・ぶどう虫: 主に釣具店で購入する。冷蔵庫の野菜室で保存可能。
・イクラ:釣具店で購入するか、市販のものでも良い。
・川虫、バッタ、蜘蛛等: 主に釣り場において自分で採取する。川虫は川の中の石の裏や下に居る昆虫類。
川虫等は場合によっては釣りをするよりも餌の採取時間のほうが長くなるかも?最初は安く簡単に購入しやすいミミズで良いと思います。
イクラ: 釣り餌用に加工されたものは相当に割高。味付けイクラもダメです。市販の塩漬けイクラがいいのですが、餌持ちの良し悪しが商品によって違います。私は特定の塩イクラに決めています。片栗粉でまぶしておくと使いやすいかも。

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実践
仕掛け編 仕掛けの実践
主に上流域での釣り方「チョウチン釣り」の具体的な仕掛けについての大まかな説明です。木が茂り竿を大きく振れない環境で有効な釣り方です。
道糸 1.5m位にしてサルカンかハリス止めを結び、ハリス付の針を付けてOKです。(道糸を1.5m位としましたが釣り現場に合った操作しやすい長さにしてください)
・道糸が1号であればハリスは0.8号、道糸が0.8号であればハリスは0.6号と言うように道糸より少し細いか同等のハリスを使うのが基本です。
私は8割がチョウチン釣りです。
針から15cm位のところに付けます。まずはガン玉B号1個
川の流れが早く深いほど重くします。また、場合によって2個3個と付けても良い。
ハリスの長さが20cm位。ハリスと道糸の結合部の上に付けています。
目印 道糸の中間あたりに1つ付けます。 私は水深に合わせて移動させています
ミミズ ミミズを購入すればパッケージに書いてあります。 ミミズ通しという道具もあります。
ぶどう虫 付け方はパッケージに書いてあります。 頭から通す、尻から通す、という人がいますが、どっちでもいいみたい
川虫 ミミズ、ぶどう虫の付け方を参考にすれば良いと思います。 尻から通した方がいいようです
イクラ 色の濃い部分を避けて2、3個針に通します。 1個だと外れやすい気がします。

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渓流釣りの危険
危険な生物と対処法
渓流釣りは主に山林、森林地帯がフィールドです。そこは完全に野生動物の生活圏の中で、そこに人が入って行くわけですから、野生動物の活動や生活環境などのことをよく考えて行動して下さい。
月の輪熊: 最大で体長150cm、体重100kgくらいで雑食性、嗅覚、聴覚、眼が良く落葉広葉樹の森林地帯を生息域として昼夜を問わず活動し12月~4月頃までは冬眠します。性格はおとなしいく臆病で人を恐れます。バッタリ鉢合わせしない限り、襲って来ることはありません。
ヒグマ: 北海道だけに生息する大型の熊、最大で体長240cm、体重400kgくらいで雑食性、嗅覚、聴覚、眼が良く森林地帯を生息域として昼夜を問わず活動します。特に早朝、薄暮時、小雨や霧の日に活動が活発になるようです。11月~4月頃までは冬眠します。性格は好奇心と餌に対する執着心が強く、餌を横取りする者に対して待伏せや先回りして排除行動を行う賢い面が有ります。基本的には人を避ける行動をするようです。バッタリ鉢合わせしない限り、ほとんど襲って来ることはありませが、若い熊は好奇心から人に近づいて来る個体が居るようです。また、特に気を付けなければならないのは人が持っている食料の味を知った個体でそれを目当てに襲って来る場合があるようです。
熊には遭遇しない様にするのが肝心です。
ここでは本州、四国、九州に生息する月の輪熊について記します。(ヒグマは未経験なので)
☆ 遭遇しない様にする対策
・ 山中、林道での移動中は必ず熊鈴などをザックなどに付け音を鳴らしながら行動する、時々笛や防犯ブザーを鳴らし人の存在を示すこと。渓流に入ると水音しか聞こえない状態となりますが、そのときは周囲をよく見て行動し、時々笛などを強く吹き鳴らしてください。また、オーデコロン等を付けているのも有効な対策です。
☆ 遭遇してしまったら
・ 子熊を見掛けたら、近くに必ず親熊が居ます。絶対近づかないで周囲の様子をうかがいながら完全に見えなくなるまで後退してから笛や防犯ブザーを鳴らせば、たいていは子熊を連れて逃げ去ってくれます。
・ かなりの距離があり遭遇してしまった時は笛や防犯ブザー等を鳴らして人の存在を示せば、たいていは逃げ去ってくれます。
・ 近距離で遭遇し逃げずに動かない場合は、死んだ真似や背中を見せて逃げるのは絶対やってはいけない行為です。正面(熊のほう)を向いたままゆっくりと完全に見えなくなるまで後退してから、笛や防犯ブザーを鳴らせばたいていは逃げ去ってくれます。
・ 不幸にも鉢合わせとなり襲ってきた場合は、ナイフ、竿、石、棒切れなどなんでも良いですから武器になる物を持って抵抗、反撃すること。熊の弱点は鼻先です。襲われて助かった、軽傷で済んだ人の大多数は抵抗、反撃した人です。何にも出来ない場合はとにかく首に傷を負わないように努力する。
●発炎筒はとても有効です。ディラーで有効期限切れの物を譲り受け、ベストやザックの中に携行して下さい。
最悪の時必ず身を助ける道具になります。(Byクラさんより)
       発炎筒 ⇒ 
キャップをとる ⇒ マッチのようにこする
 
● 近距離での遭遇や鉢合わせとなった時、熊が後足で立つ行動をしても必ずしも攻撃の態勢を取ったわけではないようで、匂いを嗅いでいる場合が多いようです。落ち着いて対処、行動してください。熊撃退スプレー
● 熊撃退辛子スプレーを持っていれば、近距離での遭遇や鉢合わせとなった場合、落着いて顔に向けて噴射して命中すれば事無きで済みますが、有効距離が約5m以内、噴射時間が約4秒くらいです。また、風向や強さを考慮して使用しなければいけません。 
雑木林や山林に生息し昼夜を問わず活動、嗅覚が優れていています。人の気配を感じると逃げ去ってくれます。万一こちらに向かって突進してきた場合は太い木などの後ろに隠れるか、木に登ります。
マムシ マムシ: 山林の渓流付近に生息していますが、湿った場所よりむしろ日当たりの良い乾いた場所でよく見掛けます。毒蛇ですが、死亡例はほとんど有りません。移動中や山菜取りをしている時の被害例が多く、山菜を採集するときは木の枝等で周辺を叩いて様子を見てから行うとよいと思います。渓流用シューズやウエイダーの上から咬まれたくらいでは大丈夫です。万一咬まれたら出来るだけ早く医師の診察を受けてください。
ヤマカカシ ヤマカカシ: 雑木林の水辺、山林の渓流付近に生息、湿った場所でよく見かけます。毒蛇ですが、毒牙は口の奥で、地肌に直接深々と咬まれない限り大丈夫です。大体は蛇のほうから逃げ去ってくれます。万一咬まれたら出来るだけ早く医師の診察を受けてください。
スズメ蜂 雑木林や山林に生息、肉食性です。攻撃のパターンがあり、人などが巣から10mくらいに近づくと数匹で人の周りを飛び回ります。更に近づくと「カチカチ」と歯を鳴らして威嚇、そして更に近づくと攻撃(刺してくる)となるようです。対処方法として、自分の周りを蜂が飛び回る様になった時点で蜂を刺激しないように静かに後退して蜂が追ってこない方向から迂回するのが一番と考えます。 全般的に黒い色の物に敏感に反応する様なので、帽子や服装の色は黒っぽい物を避けたほうが良いと考えます。 
【刺された時の処置】毒を吸引器等で出来るだけ絞り出して流水でながし、抗ヒスタミン剤を塗って濡れタオルなどで冷やします。万一、気分が悪くなってきたら出来るだけ早く医師の診察を受けてください。
山ヒル 山林の沢筋、水気の多い獣道などに生息、気温が25度以上で降雨時や雨上がりに活動が活発になるようです。吸付かれていたらヒルの体に塩をかける、ライターやたばこの火であぶり落とすようにヒルの身体をちぎらないように剥し、傷口から血を押出すようにしてヒルが吸血する際にだす体液を押出すと出血は早めに止まるようです。出血が止まったら傷口に虫さされなどの薬を付けておけば良いようです。主に足元から侵入して来るのでウエイダーの場合は大丈夫と思いますが、渓流シューズにはスパッツなどを使用すると良いと思います。また女性用のストッキングを履くのも有効のようです。なお、時々侵入していないかのチェックを忘れずに。休憩や食事は日当たりの良い乾いた場所で行うと良いでしょう。
【ヒル、ダニに喰われた時の処置】虫よけ剤をかけたり、たばこの火などで炙り落とし、傷口に虫さされなどの薬を付ける。
※ヒル、ダニは下手にむしり取ると組織の一部が傷口に残って炎症を発症して治りが著しく遅くなります。ですからヒル、ダニが自ら離れてくれるやり方が一番と考えます。
アブ 山林、雑木林の水辺に多く生息、気温と湿度が高い時に活動が活発になるようです。皮膚を咬んで吸血するので咬まれると痛い。暑くても長袖、長ズボンの服装が良いと思います。また、虫除け剤も有効です。 万一咬まれてもかゆくなったりしない様なので傷口に虫さされなどの薬を付けておけば良いようです。
ダニ 蛛形類ダニ目に属する節足動物の総称で、体長約2ミリの虫です。ササヤブや草原に生息していて春から秋にかけて活発に活動するようで一度食いつくとなかなか離れず吸血し続け、無理に引き離そうとすると口器が皮膚に残ったまま体が引きちぎれてしまい皮膚に炎症を発します。タバコの火などを近づけるとポロッと離れます。後は虫さされなどの薬を付けておけば良いようです。特にヤブコギの際は皮膚の露出には気を付けることと虫除け剤が有効です。
対策 怪我を負った、虫などの被害にあった場合など、傷口は清水で洗い清潔にして、消毒液で消毒・薬を付ける・カット判を張るなどの適切な処置を行い感染症には十分注意して下さい。
■対策グッツなど
・ 熊鈴 ・笛(首かけ式) ・防犯ブザー ・虫除け剤 ・発炎筒 
・ 熊撃退辛子スプレー ・オーデコロン等の芳香剤
・ 帽子、服装は黒色やそれに近い色は避ける。そして長袖、長ズボン。
・ 携帯吸引器(蜂や蛇の毒を吸いだす器具、アウトドアショップで購入できます)
発煙灯: 自動車屋さんなどで有効期限が切れた物が無料で手に入りますし有効期限が切れていても十分使用できます。(水没には注意)熊などに遭遇したら落ち着いて着火し手に持って頭上で回して下さい。
熊撃退辛子スプレー: 安全ピンを抜いて相手(熊、猪、野犬など)の顔に向けて噴射させる。風の具合と有効距離に注意して使用して下さい。
虫除け剤: 汗などに流されやすいので時々塗り直すことを忘れずにして下さい。
食べ物の残り(残飯)それらの包装紙(菓子などを含む)は必ず持って帰ってください。環境を大切にするためのマナーであり、野生動物がそれらの味を覚えてしまうと人にも野生動物にも不幸な結果を招くことになりかねません。
靴擦れ
マメ
靴擦れ、マメ:靴擦れやマメが出来てしまったら、靴擦れは消毒してバンドエイドを貼り、マメは針などでつぶして水を抜き消毒の上ガーゼを当ててテーピングします。
摩擦熱による火傷で程度の軽いものは靴擦れ、水泡のことをマメと呼ぶようです。双方ともだいたい新しい靴を履くときやサイズが合わなかったときにできるようです。本格的に渓流に出かける前に新しい靴はそれを履いて近所を散歩する。サイズが合わない場合はインナーソールを入れたりして足に十分馴じましておくのが防止方法です。また、できやすい箇所に予め滑りの良いバンドエイドを貼っておくのも防止方法です。
 
足首捻挫 足のケガで一番多いのは足首の捻挫です。転倒したり岩などから飛び降りたりした時にそれは起こります。応急処置として水につけて冷やしバンダナやタオル等で足首を縛って固定します。骨折の疑いがある場合は木の枝、流木など副木を当てて固定します。(渓流シューズは足首まで保護出来るものがお勧めです)
出血 傷が深く出血が多い時は傷口を布切れなどで圧迫して止血を行い消毒して包帯などを巻きます。傷口を圧迫しても血が止まらないときは傷口の上流部(指の付け根、ひじの内側、上腕の中央、足の甲、腿の後側など)をタオルなどで強く縛り止血する。この場合は定期的にゆるめ血流を促すようにしなくてはいけません。
遭難 釣行前には携行品のチェックは必ず行って下さい。特にライト、予備電池、笛、雨具、医薬品、靴、ライター、マッチ、ナイフ、非常食などは命を左右するものです。
もしも遭難した場合を想定して非常食は最低三日分の携行をお勧めします。チョコレートなどの高カロリー食やゼリー状の食品が良いと考えられます。カロリーメイト等の固形食はコンパクトで悪くはないのですが意外と水分を要し食べにくいのが難点です。

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アイディア メーカーに補修部品が無い竿の修理方法(トップまたは2番の交換の場合)
①修理する竿: メーカー、硬さ、全長、継数、仕舞寸法、先径、元径、を確認する。
 ・上記のデータと同じか出来るだけ近い現存の竿をさがす。(色は多少我慢する)
 ・竿があったら、その竿の部品表から交換する部品を注文
 ・部品が来たら合わせてみる。合えばそれでOK
②部品を交換してトップが抜けてしまう場合
 ・トップの根本の部分に瞬間接着剤等をつけて調整する。
 注意:接着剤は完全に乾いてから作業して下さい(他の部分にも応用出来るかも知れません)
私の渓流釣りは十数年の休止期間が有ったので使っている竿等は17年くらい前のものです。以前尾てい骨を強打した時にメインの竿の2番を破損させてしまい、どうしようかと考えていたところ上記の方法が思いつき、そして無事に復活させました。新しく同等品を買えば3~4万円するところ3200円で済みました。覚えておいて損はないと思いますが、実行するにあたっては多少賭け的な面もあります。
.雨具について
ポンチョはどうでしょうか?価格は安く、意外と蒸れず、ザックの上から着ます、なのでザックカバーはいりません。そして、たためば500ccの缶ビール位のサイズです。
高価なものもありますが、私のものは1500円くらいの物で、登山用品等を扱っているアウトドアショップで購入したものです。薄手の物が使い良いと思います。写真の中の白いものは腰紐です。
合羽 ポンチョ コンパクトに
ブドウ虫を参考にした擬似餌について
なぜこんな事を思い付いたかと言いますとブドウ虫は結構値段が高い、こちらでは30匹で520円します。ブドウ虫を使った時の岩魚の食い方を観て思いついた訳です。 擬似餌として思いついたのは主にメバル釣り用のワームで四種類ほど実地試験しました。
使用したワーム
疑似餌
鉤への付け方
付け方
・結果:  左(緑色) :良好 岩魚の反応は良い、何度も追い食いする場合有。
      左から2番目:まったく食わず。
      右から2番目:時々追ってくるが食いは良くない。
      右 :時々追ってくるがあまり食いは良くないが、暗い落ち込みの泡の中では一発で食ったこともあり。
・使用してみて気付いたこと
水の表面張力で水面に浮きます。よって、針から錘のまでの距離や錘の重さを調整することにより浮かせたり沈めたりと状況に応じて色々と応用できます。何度、付け外ししても大丈夫で耐久性は抜群、一つで何回でも何日でも使えます。

以上のような結果でした。実は最初、緑色は考えていませんでしたが、たろうさんの釣行記№34で邦さんの緑色のブドウ虫をヒントに緑色を加えました。その色の物が一番の成績、試したワームは一袋(8ヶ入り)230円くらいです。私は緑色と白いものは常備しようと決めています。使い方として、餌を節約したい時や、乏しくなった時に十分使えると思います。また、イクラと併用しても面白いかもしれません。(今度試してみます)
予備餌、秘密兵器にいかがですか? 一度お試しあれ!! 最後に天候、気温、川の状態等により、また、違った結果になるかも知れません。

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