渓流釣り釣行記43

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2010年8/17(火)~19(木) 2泊3日福島県南会津方面の釣り

8/17(火) 目的地を群馬県から栃木県の某所に変更。のつもりが福島県に行ってしまった(-_-;)
相方が休暇を取れず同行できないということで、予定を変えて栃木県の未知の川に出発したのだが、矢板あたりで突然エアコンが故障してアタフタ走行している内にICを見過ごしてしまい白川ICで下車。仕方なく、あまり良い記憶がないところだが昭和村の野尻川に向かった。(釣行記37

※写真はクリックで拡大します
甲子トンネルを抜けて
親子で釣りの村人
大岩魚が釣れておめでと~
去年9月に「甲子トンネル」が開通して、檜枝岐など福島県南会津方面に向かうのはとても楽になっている。トンネルを抜けると辺りは爽やかな景色だ。 下郷から昭和を結ぶ道沿いの戸石川で第一釣り人発見!親父さんは竿を出し息子(20代)はボーと座っていた。撮影だけして車に戻ると、「釣れたよ~!」と声がして振り返ると、息子が私を呼び止めていた。 27cm程の丸々肥えた金色の岩魚だった。
「いい型ですねぇ」
親父さん「毎日のようにやってるけど、こんなデカイのは初めてだぁ」と嬉しそう。
2人岩魚をぶら下げたまま帰っていった。
ウグイの釣果過去最大!
まずは昭和村の中央を流れる野尻川の支流玉川。渓相はテンカラには申し分なく悠々と竿が振れた。しかも直ぐに魚が飛びついて来た。それらしい場所では必ず反応があって「今日は釣れるぞ!」とワクワクドキドキ、やっぱりテンカラ釣りは餌釣りにない面白さがある。
数日前に見た「鉄腕DASH」で、瀬端さんはラインに目印を付けていることを知り、今回はそれを真似てみた。確かに目印があると分かりやすい。
天気はいいし魚も多そうだし、気分は上場だったが、でも釣れない(#^.^#) 
アワセが早いのか、遅いのか?色々試してみたが一向にヒットしない。良く見たら、毛ばりじゃなくラインに結んだ目印に飛びついてるじゃないか!
そんなに目印が好きならばと、ハリに目印を付けて投げてみたら反応する。こいつらは誰だ!?
餌釣りに切り替えたらやっぱりウグイだった。1匹山魚女がスレで釣れたが、撮影前に手から落ちてしまった(スレはお得意だが山魚女は初めてかも) その山魚女を除き、次々と小さなウグイが食いついてきた。テンカラの名人ならウグイでも釣れるんでしょうかねぇ…?
良い感じです
ポイントもいっぱい
テンカラの目印に飛びついてくる
毛ばりに黄色いリボン
正体はウグイ!
テンカラにピッタリ ポイントも無数にあった 黒い魚影が見えた沈み岩 毛ばりに目印 第一ウグイ発見!
滑川でフラット
柳沢
ウグイばかり
まれに山魚女のアタリもあるが、どの川もウグイだらけ。上流に行けばと思ったが、葦や藪が邪魔をして意外と遡行しにくく初日はタイムアウト。
 村はずれの村営温泉

熱くてとても入れない!2倍の水を足さないとかけ湯もできないし、何度チャレンジしても膝から下で7秒が限界。お婆さんが入って来て、「源泉だからね~」と言って浴槽に水を入れ始めたが、ぬるくなるのを持っても居られず、結局お湯につかることなく撤収。膝下だけが真っ赤でいつまでもジンジンしていた。
村の温泉
無料なのは嬉しいが…
見た目よりも遡行しにくい
滝谷川
熱くてつかれましぇ~ん
源泉かけ流しだよ~
からむし織りの施設
7時半、食事処の温泉を訪ねると、まだ数人が食事していたので頼んでみた。だが食堂のおばちゃんの対応はけんもほろろ。おにぎりがあったので断られても問題はなかったが・・・。比べて田島町の飲食店はトマトと桃のデザートまでサービスしてくれ、「お気をつけて。またお越しくださいね」と明るく見送ってくれた。welcomeは地域の人と道路標識と公衆トイレで判断できると思っている。
←初日はここで車中泊。                 お上さんの接客が最高→
    
あいづ亭はサービス満点

8/18(水) 釣り券がもったいないので、もう少し昭和村でねばることにした。
南会津の地図
しょうもない沢
野尻川の上流
見た目は悪くない
どの川に行ってみようかな~ これじゃあ無理でしょ 野尻川上流はこんな感じ いい感じなんだけど・・・
青虫
やっぱりウグイ
野尻川本流
どこまでもウグイ
枝からぶら下がっていたこれで やっぱり来たけどこいつ 野尻川中流域 この顔が好きになれましぇ~ん
「ウグイも大きいとよく引いて面白いじゃん」とか「今度の釣行記はウグイシリーズにしよう」とか考えていたら気分が悪くなってきた。
帰宅後調べたらウグイが大漁でも不思議はない川らしい。でも本流の下流や各支流でも良い型の岩魚・山魚女が釣れているようだから、ウグイしか釣れないのは私が下手なだけか。日釣り券は900円(=入山券で山菜取り)

昭和村を脱出後も迷走
1冊釣り本を持っていたので、その情報を頼りにウロウロしたが、なにせ11年前の古い本だから道が全然変わっているし、川にたどり着くはずの林道を登ったら農場だったり、岩魚がいるはずの小渓流が用水路になっていたり・・・まるでタイムマシンで過去から未来に来たような奇妙な感じがした。
岩魚の渓だったはずなのに
10年前は岩魚がいた渓流
ガタガタの林道
やっと登ったら畑!?
岩魚の楽園
雑誌に紹介されたことで大勢の釣り人が押しかけて、川の周囲は悪臭がするほどゴミの山になり、岩魚も山魚女も姿を消してしまった川があった。もう二度と来ることはないと思っていたが、様子をみると釣り人の入った気配が少なくなっており、藪は深くなったもののゴミもほとんどなくなっていた。
久しぶりに来た渓は水の透明度も大きな岩も昔のままで懐かしかったな~。
ここは魚たちにとって相当住み心地が良いらしく、下流は山魚女たち、上流は岩魚たちがしっかり潜んでいた。
←たくさんの魚が行き交うのが見えますかね?
絶対に尺はある岩魚
絶好のポイントに大岩魚
川底の小石が見えるほど澄んでいるが、私が陣取った岩の上は魚たちからは死角だった。魚の動きも仕掛けも丸見えなので、オモリや棚の調整は簡単。
この一箇所だけで大中小数十匹の岩魚が住んでいるようで、その中に真っ黒で巨大な1匹と、一回り小型の白い岩魚がいた。黒い岩魚は時おり岩陰から現れて直ぐに別の岩に隠れてしまう。このプールの中を行ったり来たりしている様子だ。
←ピンボケだがこれが黒い旦那岩魚
白い岩魚の方は多分女房。こちらは広い範囲を回遊しており、下流からスーッと現れてここを偵察したら、また下流に消えていく。
女房の岩魚がヒット!
チビ岩魚とまあまあのサイズが順調に釣れた。暴れさせないように強引に引き抜いていったが、それにしても良く釣れる。1匹釣られると一瞬隠れるのだが、またすぐにノロノロと顔を出すのだ。餌を落とすとピョンと飛び出して来る奴がいて、それにつられて何匹かが出てくる。誰かが餌をせしめると、他の数匹が周囲を探すようにクルクル回って「今旨そうな物が見えたのに!アレ?どこだ?」と言っているようだ。
しかし狙いはあの黒い大岩魚か白い岩魚。旦那の方は時々センターを横切るが、いつも竿を上げている時で間が悪かった。そうこうする内に上流に餌を流した絶好のタイミングで白い岩魚が下流から登って来た。彼女は餌に気づいたらしく突進してきた。岩の影で目印も岩魚も見えなかったが強いアタリがあった!
釣ったと思った。
ところが竿は岩の向う側に弓なりになり、そこはちょうど落ち込みだったから、水の抵抗と魚の力で、両手で竿を持ち上げているのが精一杯なのだ。このままじゃバレてしまう!
つい力を入れら、プチンとハリスが切れてしまった!
最初の1匹 唯一のヤマメ
このサイズが多い イワナ
いわな 岩魚
吉村渓流
こんな仕掛けじゃ無理だ!
仕掛けが長すぎたし、ハリス0.3号では無理だと分かり急いでハリを8号に変え、仕掛けは2mの通し仕掛けに変えることにしたが、手が震えて上手く仕掛けが作れない!こんなことは初めてだった。
ハリも返しがあるタイプに変えようか?…と一瞬よぎったが、やっぱり返し付きのハリはダメ!特にチビ岩魚はハリを呑みやすいから返し付きは厳禁。
返しの有無で釣れる差はわずかだ。きっと腕の差の方が大きい。
ついに来たか!旦那岩魚!!
あれだけ女房岩魚が暴れた後にも関わらず、意外と直ぐに良い型の岩魚が釣れた。→
岩魚って相当にこりない奴だ。たくましいアホだ。しかもそれから間もなくして、あの黒い旦那岩魚が現れて餌に向かって来たのだ!やはり岩が邪魔で目印は見えなかったが、確実に手ごたえがあり強めに合わせたら釣れた~~~! が、(@_@;) 目が点!?
なんじゃ~このブラブラぶら下がっているものは? 「川でカラス貝??」そう思った。
正体はこれだぁ! → 
ナスだ~~!? 何でやねん!?
水分を吸って川底近くを流れてきたやつに突き刺さったんでしょう。お盆明けだったからネ…
まずまずのサイズ

8/19(木) 「朝まずめと夕まずめが釣れる」と言うが、私は朝まずめはそうでもないと思っているので、いつものんびり起きる。しかしこの日は早々に目が覚めてあの場所に向かった。昨日より魚影は薄くなっていたものの立て続けに2回ヒット。だが空中で外れてしまい釣れない。観察するとあの黒い旦那岩魚の姿はなくチビばかりが徘徊していた。そこでハリをサイズダウンしたら小ぶりの岩魚が釣れはじめた。
スーパーアマゴライト
ラストチャンスだったのに・・・(T_T)
今回は過去最高の釣果だと思う。でも狙いはあの大物なんだ。そう思うとチビたちを撮影する時間が惜しくて釣ってはリリースを繰り返していた。そしてチャンスは回ってきた!
旦那岩魚が落ち込みの下に隠れるのが見えたのだ。私は慎重に上流に餌を入れた。なのに、何でこうなるのかな~~ぁ!絶好のチャンスだというのに根掛かりしまったのだ。バカバカバカバカ~
オモリが岩に食い込んだらしく、フロロの通し仕掛けでは無理をすると竿先が抜けるか折れる。大物を目の前にして諦めるしかなかった。結局それっきり旦那はいなくなってしまった。その後もポツリポツリと釣れたが、だんだん時間が気になりだして気力も薄れてきた。「終わりにしようかな~~~」

嬉しそうに帰って行く岩魚
水中の岩魚
この1投で最後にしようと思った竿の先に、あ~~~~ッ白い女房が例のごとくゆらりゆらりとやって来たじゃないか!
そして餌の手前で止まった。彼女の周りにはやはり餌に寄ってきた数匹の岩魚がいたが、大きな岩魚を前にウロウロしているだけだ。「来い来い来い、喰ってくれ」
私はまばたきもせず見ていた。少しだけ竿をゆすって誘ってみると、彼女は一歩だけ前進した後、きびすを返してしまった。でも泳ぎ去る様子はない。よもやと思い軽く聞き合わせしたら
喰っていたんだ~!
すごい勢いで暴れだして、そこいら中の岩陰からチビどもが飛び出してきて水中は大パニックになっっていた。
いい目をしてる!
やったぞ~~~!(^^♪
ハリに乗りさえすれば勝てると思っていた。0.6号でも、強靭なフロロカーボンの通しを切るほどの大きさじゃないし、スレバリだってテンションさえ落とさなければ外れることはない。昨日は上流の落ち込みに向かって引いてしまったことが最大の敗因。実は下流に引きたくない理由があったが、「下流に引けば良かったのに」という相方の一言で吹っ切れていた。魚は空気を吸わせると弱ることも思い出していた。
白岩魚は水しぶきをあげて体をくねらせたり、8の字を書くように泳ぎまっくったりしていたが、竿を寝かせてゆっくりと下流に引きながら徐々に水面に浮かせていくと静かになっていった。岸に頭が触ったときにエイッとばかりに持ち上げると、バサッと草むらに落ちる音がしてハリが外れた。
最後は強引だったが、砂地に上げたくなかったので仕方がない。

岩魚の頭部
ヒレピンです
29cmです!
レコードサイズの岩魚も釣れたことだし、これで終わりにしよう。そう思って一服していたら、また岩魚たちがチョロチョロする姿が見えた。女王様が釣られてシュンとしているはずなのに…ここに居る岩魚が特殊なのか?それとも岩魚ってそういう魚?
でも、さすがに警戒して「釣れはしないだろうな~」と思いつつ餌を流したら、
結構いい岩魚 また釣れたじゃんか~~!(@_@;

それも結構いいサイズの岩魚が。

岩魚の気持ちは岩魚に聞いてみないと分からないが、

ここでの爆釣は、私には想像が及ばない理由があったんでしょうね~

まだ釣れるに違いなが、すっかり集中力も意欲もなくなって今度こそ本当に終了。
周囲のゴミを拾っておさらば。全行程742kmの釣りの旅は終わった。
ここに住む岩魚たちが養殖池生まれだとしても、彼らには子孫を残す力がある。もし根こそぎ釣ってしまえば、ここには永遠に養殖池一世しか存在しないことになる。飢えをしのぐ漁ではないのだから、持ち帰る数やサイズには節度を持って欲しいし、リリースを前提に是非スレバリを使って欲しい。



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